私達が、日常の生活を営んでいるわけですが、箸を使って御飯を食べるのも、ズボンを前後ろ間違わなく足を入れ、引き上げて履くのも、実は脳の働きが有るからです。このように脳には、体の働きを調節(制御)する仕事もしているのです。これらを運動機能の制御といいます。
もうひとつの仕事は、どうしようかと考えたり、悲しいと考えたり、覚えたり、計算をしたり、判断をしたりするなども脳の仕事なのです。これらの部分の働きを、精神機能の調節といい、「精神」と言うものは、この脳の働きから生れて来るのです。
この精神機能は、覚えたり、経験したりしたものを応用していく能力を高め、日常生活の上で、日々上達したり、うまくなっていったり(学習効果が上がるといいます。)便利さが増して来ます。ものを上手に作れるようになり、色合いも考え、出来栄の良いものを一生懸命になって作ったとします。その脳の働きが作り上げたもの(作品)を見た人は、『こころがこもっている』とか『こころが洗われるようにきれい』とか褒めてくれたり、感動してくれるかも知れません。このことから、『こころ』は脳の『精神機能』という働きのなかで生れて来るものだと理解して頂けたと思います。
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